各種検査
各種検査
など
血液検査をすることによって、貧血、血液疾患、肝臓や腎臓の病気、糖尿病、脂質異常症など発見することができます。
結果については分かりやすく説明させて頂きます。
腎臓病は無症状のことがほとんどなので、尿検査は非常に重要な情報を与えてくれます。尿は、腎臓で作られて、尿管、膀胱、尿道を通って出てきます。この通り道のどこかに問題があると、尿に異常がみられます。
健診で行われる尿検査では、尿蛋白、尿潜血、尿糖がわかります。それぞれ蛋白質、赤血球、糖分を検出しますが、これらは体に必要なものですので、通常尿に出てくることはありません。なんらかの問題があったときに尿から検出されることになります。
血糖値を測ることは、糖尿病治療には必要不可欠な検査ですが、血糖値は採血をする時間によりかなり大きく変わってきます。空腹時、食後、前日の食事の内容などによって数値も変わってきます。
当院では血糖測定をする際、食事の時間と食後何時間での採血かはお聞きしますので、ご協力よろしくお願いします。
10時間以上絶食した空腹の状態で測った血糖値で血糖値が最も低くなる値です。
検査当日の朝食を抜いた空腹の状態で採血し、血糖値を測ります。早朝空腹時血糖値が126mg/dL以上ある場合は、「糖尿病型」と診断されます。
HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)は、血液中の赤血球にあり、全身の酸素を運ぶヘモグロビンの特定部位に余った糖がくっついたものです。高血糖になり、血液中の濃度が高い状態が続くと、HbA1cも徐々に増え、一度結合すると120日間は血液中に存在します。血糖値は、食事や運動で随時変動しますが、HbA1cは過去1ヶ月~2ヶ月の血糖のコントロールの状態(平均)を反映するため、大きく変動しません。そのため、HbA1cが高ければ慢性的な高血糖状態にあることがわかります。
・HbA1c値は、これまで「JDS値」で記載されていましたが、2012年4月1日から「NGSP値」で記載されるようになりました。例えば、NGSP値での6.5%は、従来のJDS値では6.1%に相当します。これまで日本で広く使用されてきた「JDS値」は、日本以外のほとんどの国で使われている「NGSP値」に比べると、「0.3~0.5%低い」という差がありました。この差を解消するために、NGSP値で記載されるようになりました。
安静時の12誘導心電図検査を行います。不整脈や狭心症などの虚血性心疾患の簡易検査です。
主に心臓をメインにさせて頂きます。心臓超音波では心機能の評価(心臓の動きは悪くないか)や、弁膜症の有無、心臓の大きさ、心筋の厚さに異常がないかを調べる事ができます。
この検査は痛みもなく、放射線での被ばくの心配などもありません。
心電図検査の様にベッドに仰向けになっていただき、両腕と両足首に血圧計を巻き、同時に測定します。これにより足の血管病変や動脈硬化(血管年齢)を簡易に予測することが可能です。
日常生活での心電図を24時間記録することで、不整脈が起きてないか、また何らかの症状(動悸、めまい、胸痛など)を自覚した際に心電図がどのようになっているかを調べることができます。
睡眠中に手の指や鼻の下にセンサーを付け、無呼吸がないか、酸素飽和度(SpO2)の低下がないかなどを調べます。それにより、睡眠時無呼吸症候群の可能性を調べる事ができます。